住まいづくりガイドあたらしのブログ

あいばの家に暮らして14年目!住まいづくりのお役立ちトピックと日々のあれこれ。

土の中からの水分をおさえる

おうちで家づくり 011]

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石を入れて突き固めたら、

地面の中から上がってくる水分をおさえるために、防湿フィルムを敷きます。

基礎のコンクリートが水分を蓄えないようにするためです。

 

防湿フィルムを敷いたあと、根伐りした部分にコンクリートを打ちます。

捨てコンクリート、「ステコン」と言います。

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このコンクリートには、構造のための役割はありません。

基礎の位置を示す「墨出し」という作業のために行います。

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東南側から見たようす。

道路と敷地の高低差があるため、手前の部分は「深基礎」になっています。

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しばらく見ていると、結構水分が上がって来ます。

大地は生きているーー!

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南側からのようす。

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秋晴れの空が気持ち良い日でした。

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【防湿フィルム敷き ~ステコン 091001】

 

-----【10年後本人解説】-----

構造のためではなく、最後は建物の下に埋まる→捨ててしまうコンクリート。捨てコンクリート→ステコン!

色々と、建築用語の知識も深まって来ました。意味がわかると面白い。この頃は、家づくりガイドとしても、伸びた時期でした笑

今こうして安心して暮らしていられるのも、一つ一つの確かな工程があってこそ。床下のさらにその下。ステコンや防湿フィルムも家づくりの大切なひとつなのです。

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それでは!

 

(ガイド 新)