土の中からの水分をおさえる
[おうちで家づくり 011]
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石を入れて突き固めたら、
地面の中から上がってくる水分をおさえるために、防湿フィルムを敷きます。
基礎のコンクリートが水分を蓄えないようにするためです。
防湿フィルムを敷いたあと、根伐りした部分にコンクリートを打ちます。
捨てコンクリート、「ステコン」と言います。
このコンクリートには、構造のための役割はありません。
基礎の位置を示す「墨出し」という作業のために行います。
東南側から見たようす。
道路と敷地の高低差があるため、手前の部分は「深基礎」になっています。
しばらく見ていると、結構水分が上がって来ます。
大地は生きているーー!
南側からのようす。
秋晴れの空が気持ち良い日でした。
【防湿フィルム敷き ~ステコン 091001】
-----【10年後本人解説】-----
構造のためではなく、最後は建物の下に埋まる→捨ててしまうコンクリート。捨てコンクリート→ステコン!
色々と、建築用語の知識も深まって来ました。意味がわかると面白い。この頃は、家づくりガイドとしても、伸びた時期でした笑
今こうして安心して暮らしていられるのも、一つ一つの確かな工程があってこそ。床下のさらにその下。ステコンや防湿フィルムも家づくりの大切なひとつなのです。
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それでは!
(ガイド 新)