住まいづくりガイドあたらしのブログ

あいばの家に暮らして14年目!住まいづくりのお役立ちトピックと日々のあれこれ。

森林の「面積」と「蓄積」のちがいを知ろう。そして、日曜日に見に行きましょう~~

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国土の約7割が森林という、先進国の中でも珍しい森林国家である日本。

ざっくり言うと、約3割の平野にいろいろなモノが集まっているわけですね。

 

この「約7割」という森林「面積」は、

過去50年でほぼ横ばい。大きな増減はありません。

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(出典:森林・林業学習館「森林面積と森林蓄積の推移」

https://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/menseki_tikuseki.php

 

内訳として、

戦後の拡大造林

⇒天然林(主に広葉樹)の伐採跡に、人工林(主に針葉樹)を植えること。

により、人工林が増えています。

人工林は、将来の木材として利用するために先人たちが苗木を植え、人の手により育てられた育成林のことです。

 

森林面積は横ばいである一方で、

森林「蓄積」(=森林の体積のこと)は、増え続けています。

特に人工林はこの約40年で約6倍にも増えています!

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(出典:森林・林業学習館「森林面積と森林蓄積の推移」

https://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/menseki_tikuseki.php

 

戦後の拡大造林で植えられた木が成長して、

今こそ、「使える森林資源」になっているということ。

 

ところが、

日本全体で使用される木材のうち、約7割が輸入材で、国産材は約3割。

使える森林資源が、なかなか使われていないという現状があります!

 

昭和39年の木材の輸入全面自由化により、

コストの要因から、昭和40年あたりから自給率は下がり始めました。

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(出典:林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/28hakusyo_h/all/chap4_2.html

 

輸入材は、様々な製品の形にもなっていて、

もとの木材が、どのような環境で伐採や加工されているかが、わかりいくい状況もあります。

 

今こそ、日本の「使える森林資源」をしっかりと使い、

その後の植林と適正な管理が行われていくことにより、

次の世代に残していける、持続可能な資源になっていきます。

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そして、適齢期を過ぎて高齢となった木よりも、

若い育ち盛りの木の方が、温暖化の要因と言われる二酸化炭素をより多く吸収します。

森林の世代交代、健全な森林であることは、

 

これからの時代で言われている、水の確保や、

昨今の集中豪雨等による、土砂災害などにも影響があり得ることからも、

家を建てる、建てない ということに関わらず、

多くの皆さんに関係があることなのです。

 

持続可能な=サスティナブル ということは、

SDGS」という大きな取組みとして、

世界全体で取り組んでいこう!という動きにもなっています。

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というような現状をふまえて、いろいろな想いを込めて、

私たちの「山と木を見に行く森林バス見楽会」は続いています。

 

ご家族皆さんでこういうことに触れるキッカケとして、

まずはお気軽にご参加いただければと思います!

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▼イベントについて、詳しくはこちらをクリック!

お申込みは、リンク先の入力フォームからどうぞ。

「第25回 山と木を見に行く森林バス見楽会」

aibaeco.co.jp

 

子どもたちにも、オススメですーー!!

jiroars.hatenablog.com

 

ご参加をお待ちしています!!

 

(ガイド 新)