こんな時には「トイレのタンク内漏水」が起きているかも!? ~その②【入口か出口か】
トイレを流した後、ふつうならタンクに水が溜まり、自動的に水が止まります。
水が止まった後なのに、タンクの中から水が出ているような音が聞こえる(ようだ)、
という時には・・・
「トイレのタンク内漏水」が、起きている可能性があります!
タンク内漏水が起きる、2つの可能性。
1つ目の可能性は「ボールタップ」の不具合。
ボールタップは、給水管からタンク内への水を調節する部品。入口ですね。
2つ目の可能性は「フロートバルブ」の不具合。
フロートバルブは、タンク内から便器内への水を調節する部品。出口です。
入口か出口か。まずは、大きくどちらの可能性かを探っていきます。
タンクのフタをあけて確認するのですが、その前に!
マイナスドライバーを用意。
トイレの横 床に近いところにある「止水栓」を確実に閉めましょうーー
そうしたら、タンクのフタをまっすぐ上に、そっと持ち上げます。
このようなカバーがある場合、それも外します。
次に、水位の高さを確認します。
明らかに低い場合ならすぐにわかるかもしれませんが、
目安となるのは、オーバーフロー管に対してどうなっているかです。
オーバーフロー管は、フロートバルブが故障した時でも、
タンク内に水があふれてしまわないようにする部品です。
この辺りにあります、
こんなやつです。
オーバーフロー管から、この場合3つの羽のような部分がありますが、
これが、タンク内に水のたまる正しい高さ(標準水位・止水位)の目安になります。
(機種によって水位が異なるため、3つに分かれている)
標準水位よりも低い場合・・・といっても、
このトイレの標準水位なんてすぐにわからないよーー という時は、
その場合は、一番下の羽よりも低ければ、
「水位が低い」として、出口側=「フロートバルブ」側を疑いましょう。
逆に水位が高い、これも標準水位がわからなければ、
オーバーフロー管の上端の位置に近いかで見るしかないかもですが、
「水位が高い」として、入口側=「ボールタップ」側を疑います。
ようは、通常よりも
水がたくさん流れ出てしまっているか、
水がたくさん注がれてしまっているか、
という切り分けをして、
どちら側に問題がありそうかの当たりをつけて、次のステップに進んでいきます。
・・・と、ここで。
とても重要なポイントを忘れていました!!
それをしなかったために、
トンデモナイことになってしまいました!!
はじめの分かれ道を間違えてしまったので、
その後のダメージも大きいのは当然ですね。
皆さんは私と同じミスをしないように!!
今回の中で、最大の!?ポイント、
「入口と出口、どちらに問題がありそうかの『正しい』確認方法」について、
この後紹介していきます。
この段階で気が付いたアナタは、きっとプロです笑
それでは!
(ガイド アタラシ)