住まいづくりガイドあたらしのブログ

あいばの家に暮らして14年目!住まいづくりのお役立ちトピックと日々のあれこれ。

多摩産材の育つ山と製材所に、行って来ましたーー②

山の中も歩いてお腹もすいてきました。

お昼は、秩父の美味しい豚肉と野菜を

 

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アッツアツの石の上で焼いて食べる、

スペシャルバーベキュー!!

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ごちそうさまでしたーー

 

さあ、午後まず向かったのは、

山から運んできた木を選別する、貯木場。

後ろに見えているのは、二百名山武甲山

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材種と太さなどで、わけていきます。

杉と桧。もう、わかりますよね??

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続いて、製材工場へ。

丸い丸太から、四角い柱や梁がどのように出来ていくかを見ていきます。

 

丸太からむいた木の皮は、

木を乾燥させるための燃料に使われます。全体の99%がこうした材料という、リサイクルが進んでいる製材所です!

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三台の製材機があり、

フルで稼働すると、一日に1,000本くらい

製材できるそうです!

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丸太から、四角い材料を取り、

周りから板状の材料を取り、

残りから棒状の材料を取り、

最後に残った部分は、ウッドチップに。

余すところなく、使いきります!

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木の中の水分が多いまま、家の材料に使ってしまうと、乾燥する過程で狂いが出てしまうため、

大型の乾燥庫の中で、水分を抜いていきます。

一気にやってしまうとダメで、

一週間以上の時間をかけて、ゆっくりと乾かしていきます。

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木造ドミノ住宅の大黒柱も発見!!

四面にスリットを入れることで、割れに備えています。

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最後に表面をキレイに仕上げて、

残っている木の水分量と、強度を測って

さらに、人の目でも曲がりや虫食いの跡などをチェック!

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やっとここまで来て、

最後の最後に、はじかれてしまうことがあります。

A品にならなかったB品、C品も、捨てられることはなく使われますが、

家の柱や梁の1本ずつに、ここまでのストーリーがあると、本当に大切にしていきたいと思えてきます。

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうこざいました!!

 

それでは。

 

(ガイド 新)