住まいづくりガイドあたらしのブログ

あいばの家に暮らして14年目!住まいづくりのお役立ちトピックと日々のあれこれ。

多摩産材の育つ山と製材所に、行って来ましたーー①

気持ちのイイ秋晴れのもと、「多摩産材」の育つ山と製材所をめぐるバスツアー

「山と木を見に行く森林バス見楽会」で秩父方面に行って来ましたーー

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マイクロバスを降りて、伐採現場までは山道を少し歩きます。

この道は、この後で登場する「プロセッサー」という造材する重機も通ります。

伐った木を運び出すために、こうした道を整備するのが本当にタイヘン!!!

それを、少し感じてもらえればと思い、歩いてもらっています。

 

10分~ほどで、伐採現場に到着。

午前中のハイライト、今回は樹齢50年以上の桧の伐採です。

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うわー、シャッターのタイミングがあーー(ちょうど伐り倒された時)

 

同じ方向に安全に伐り倒す技は、長年の経験が大きくものを言います。

 

もう何回も見ている光景ですが、

50年の木が目の前で伐り倒される瞬間、やはり伝わって来るものがあります・・・

 

枝打ちと、運び出すためにある程度サイズの切って行く造材作業を行うのが

プロセッサー」!!

手足のように自在に動かす姿に、皆さんからも声が上がります。

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伐りたての木を、触ってみようーー

春と秋を比べると、春の時の方が水を吸い上げているので、

木の皮がむきやすかったり、触った感じもまた違います。

(ということで、春の回もみんな来てね笑)

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今日の思い出に、伐りたての輪切りをプレゼント!

家に帰ったら皮をむいて、しっかりと乾かしてくださいねーー

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以前は人の手で造材を行っていたということで、危険を伴う作業でもあったそうです。

作業効率だけでなく、山の皆さんの安全ということからも、

プロセッサーの果たす役割は大きいわけですね。

 

山の中ではいろいろなことを学べます。

ここで問題。桧と杉の葉の違い。

どっちか、わかりますかーー??

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ムク(複合フローリングではなく一枚もの)の床板などで、

節が入っているもの、節が少ないもの、無節とあるのですが、

 

「節」は枝の部分なので、節を無くしていくには、

これくらいの時に枝打ちをしていくなど、手間がかかっています!

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ウッディコイケの小峯さんは、

毎回いろいろなエピソードを話してくれますが、

今回は、昔山で迷ったら切り株を見ると方角がわかる・・・

 

という話は「ウソ」!!

 

日の当たる南側がより成長するので、年輪の幅が広いほうが南側・・・

ということなんて、全然なくて、

そもそも、年輪が偏る場合は木の傾きや重心によるもので、

方角とはまったく関係が無いが正解!

 

ちなみに南側が成長するのではなく、

木は光合成のために、太陽の光が当たる方に枝を伸ばしていく

という話を聴いてから山を見ると、

たしかにそうなっているーー

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こうやって、知識と景色が同時に入ってくると、

そういうことかーー と、深く実感できて、面白い。

 

ここで、午前中の見学が終了。

プロセッサーがこの道を上がってくるのは初めて見た~~

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つづく。

 

(ガイド 新)