10年前の自宅の家づくりを当時のblogをもとに振り返り、10年後解説付きで配信中ーー
これから家づくりを考えている方へ、何かの参考になれば嬉しいです!
[おうちで家づくり 054]
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いよいよ、内装工事に入りました!
一階の天井と、二階の居室には「土佐和紙」を貼るぜよ~~
これは一階の天井の写真。
今回は、「KM-512(ケナフ皮入り 茶)」を選びました。
薄い茶色とケナフの皮のすき込み具合が、とても良いバランス。
土佐和紙を貼ってもらうのは、益子内装さん。
これは、紙のサイドをカットしながら同時に糊付けできるというスグレもの!
使っている糊はこちら。「ウォールボンド100」!
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン・・・クロルピリポス・・・アセトアレルヒド・・・
などなどの、揮発性有機化合物(VOC)の含有量が・・・ 「不検出」!!
なんとも、カラダにやさしい糊となっています。
どんな接着剤で貼られているかわからないビニールクロスよりも、
こうして目の前で貼られていく様子を見ると、安心出来ますね。
これは、つけた糊が土佐和紙になじむまで、「寝かせている」ところ。
この寝かせる時間のことを「オープンタイム」と言います。
益子さん曰く、この和紙の場合、約30分くらいとのこと。
こうして和紙に糊がなじんで、寸法が安定するのです。
急いで貼ってしまうと、ボードの目地スキマの原因にもなり得ます。
土佐和紙を貼る前に、
プラスターボードの貼り合わせ部分のスキマ部分、ビス穴などをパテ埋めして、
表面を均一にしていきます。
こちらは子ども部屋。
こちらは、主寝室。
そして、一階の壁~階段~二階ホールまでは「薩摩中霧島壁」を塗ります!
火山灰・シラスを主原料にした、
調湿、消臭効果にも優れた、自然素材100%の左官壁です。
ナカキリ、どうするーー!? と嫁さんと話した時に、
お金が足りないなら(土佐和紙よりも高い)、キリシマさん(嫁さん独特の呼び方)の分は私が出します!(マジで!?)と、高らかに宣言されたくらい、気に入ってもらえている素材です笑
階段のようす
こちらは、一階のようす
ボードの目地の部分に、寒冷紗(かんれいしゃ)というメッシュテープを貼っていきます。塗っている時のレポートは、また次回に!
この日は、嫁さんと長女も現場に連れて行きました。
ゆるやかな坂を、しっかりと歩いてきますーー
なかなか、力強い足取り!
カメラに突進!笑
それでは、また。
【内装工事!! 100304】
-----【10年後本人解説】-----
ビニールクロスの家と、自然素材の仕上げの家を、住み比べた訳ではないので、
その違いを比較体験しての話しではないですが、
ムクの床板やあらわし(見えている)の柱や梁とあわせて、家の中全体の雰囲気が落ち着くな~~という印象と、快適に過ごすことも出来ているので、ヨカッタなと思っています。一方で、
土佐和紙には、この後誕生する息子によって、衝撃的な出来事が起きることになるとは、想像してもいませんでした笑
メンテナンスやお掃除が、出来る・出来ない・しやすい・しにくいといったことも、長く住んでいく上では大切なポイントです。
家族構成や、皆さんの性格・感性にもよりますので、メリット・デメリットを理解しながら、素材選びをしていきましょうーー
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それでは!
(ガイド 新)